M&Aは成長企業に必須

先日ソフトバンクがアメリカの携帯電話会社を巨額買収して、日米で大きな話題となりました。
世界で現在有名なベンチャー企業はすべてM&Aを通じて企業規模を急速に発展させています。
日本ではソフトバンクがその典型的な企業です。
企業買収をすることで業界シェアを高め頂点を目指す戦略です。
携帯電話業界は最初NTTドコモがほとんどシェアを握っていたところに、KDDI(au)が参入しシェアを奪い始め、最後に参入したソフトバンクがM&Aによってあっと言う間にトップを狙う位置にまで上がってきました。
もちろん買収には多額の資金が必要です。
ソフトバンクは英国のボーダフォンを買収した時の借り入れ額があまりに大きく、一時は経営不振に陥っていました。
ですから、M&Aは必ずしも成功するとは限りません。
もうひとつM&Aを利用して大きく成長している企業にユニクロで有名なファーストリテイリングがあります。
そもそも最初はユニクロのブランドでフリースが驚異的に売れて成功し、その資金をもとにいろいろな企業を買収しながら売上げを伸ばしています。
しかし柳井社長自身が1勝9敗という本のなかで書いているように、新しいことをやればほとんど失敗するということで、M&Aについても数々の失敗を重ねているはずです。
しかし失敗だと気がついたらすぐに撤退することが大切だと述べています。
一時期は高級路線を狙って有名デザイナーのジル・サンダースと提携していましたが、まもなく提携解消しました。
この辺の判断の早さが、柳井社長のすばらしいところでしょう。
もうひとつM&Aによって企業発展をした日本のベンチャー企業の代表が楽天です。
最初はインターネットを使った仮想商店からはじめ、利益が出始めると次々にM&Aによって業務範囲を広げていきました。
旅行会社、カード会社銀行、プロ野球球団、Jリーグのチームと多角経営はますます広がっていきます。
M&Aの利点は時間をお金で買えることといわれます。
すなわち楽天の場合で言えば、仮想商店は自前で作り上げた会社であるけれども、その他は自前ではありません。
それらの会社を一から立ち上げればそれだけ時間がかかるものなのです。
それにその業界でシェアをとるためにはさらに時間がかかるのです。
それならば、進出したい分野ですでに業界シェアを持っている企業を買収したほうが、時間が速くて、失敗もないということです。
このようにM&Aは成長企業にとっては欠かすことのできない経営手法なのです。

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